私たちは、人材を「コスト」や「人手」とは考えず、企業価値を生み出す、最も重要な資本だと捉えています。その考えを経営の意思として明確に示すため、経営基盤の一つにHRX（※）を据えています。私たちが大切にしているのは、単に多様な人材が集まることではなく、その多様性が自然に交わり、互いの強みを活かし合いながら、新しい価値を生み出す状態をつくることです。その状態を実現するためには、社員が自ら課題を見つけ、挑戦し、やり抜くことが欠かせません。挑戦の過程で得られる学びや気づきが、個の成長と働きがいを生み、組織全体の力を底上げします。
社会の基盤を支えるエネルギー供給という使命のもと、部門や役職の違いを超えて互いの専門性や視点を持ち寄り、協力しながら課題に挑む風土があります。越境的な経験や多様なプロジェクトへの挑戦を通じて、社員は視野を広げ、自らの可能性を拡張していきます。そのような交流の積み重ねが、よりよい判断と大きな成果につながっています。
この文化は自然に生まれたものではありません。人を大切にし、人と人が本気で向き合う環境をつくり続けた結果です。
社会の基盤を支えるエネルギー事業では、日々複雑な課題に挑戦しています。
個の力を活かしつつ、チームとして掛け合わせることで、新たな解決策を生み出していきます。多様性を力に変え、強みを活かし合いながら挑戦を重ねることで、社員と会社の両方が成長していく。それが、コスモエネルギーグループが大切にしていることです。

※コスモエネルギーグループのHRX（Human Resource Transformation）とは、「人材変革」を意味し、社員一人ひとりが主体的に挑戦・成長できる組織・仕組みを作ることで、企業価値の向上につなげる人材戦略です。

コスモエネルギーグループには、挑戦したい意欲を思い切り試せるフィールドがあります。ここでは、与えられた仕事をこなすだけでなく、自ら課題を見つけ、挑戦し、学びながら専門性を高めていけます。こうした成長のサイクルを、会社が制度と風土の両面から支えています。
私たちの仕事は、社会の基盤を支えるエネルギー供給を使命とし、石油にとどまらず、再生可能エネルギーや次世代エネルギーなど、未来のエネルギーを創り出していく挑戦の連続です。責任の大きさや仕事のスケールの大きさが、日々の判断や一つひとつの経験を、確かな成長へとつなげてくれます。日常業務では、部署や専門分野にとらわれず、さまざまな仲間と協力しながら仕事をしています。若手のうちからプロジェクトの中核を担い、意思決定に関わる機会も少なくありません。こうした経験を通じて、知識やスキルだけでなく、視野の広さや判断力、人を巻き込む力が自然と身についていきます。
もちろん、挑戦の過程では困難に直面することもあります。しかし、困ったときには仲間同士で支え合い、乗り越えていく文化が根付いていることも、当グループの大きな特長です。私自身も、この環境の中で成長してきました。入社数年目には、いわば越境とも言える環境に身を置き、外資系のシステム導入プロジェクトに挑戦しました。異なる文化や価値観に触れながら、納期直前に発生したトラブルを仲間と力を合わせて乗り越えた経験は、「最後までやりきる力」と「周囲を巻き込む力」を身につける大きな転機となりました。
私は、成長とは知識やスキルの習得だけではなく、困難を乗り越える経験や、人との出会いの積み重ねによって生まれるものだと実感しています。社会の未来を支えるスケールの大きな仕事に、みなさん自身の一歩を重ねてください。挑戦を通じて成長できるフィールドが、ここにはあります。

生成AIやデジタル技術の進化によって、働き方や仕事との向き合い方はこれまでにないスピードで進化しています。これから社会に出るみなさんは、未知の環境に挑むことになりますが、その一歩が新しい可能性を開き、次の挑戦へとつながります。
エネルギー業界は、再生可能エネルギーへの転換や脱炭素社会の実現など、世界規模のテーマと深く結びついています。コスモエネルギーグループは、社会の基盤を支える責任を果たしながら、未来を見据えた変革を進めています。大きなスケールの仕事に関わる日々には、学びと成長の機会が溢れています。
部署や専門分野を越えて仲間と協力しあい、支え合う風土の中で、日々の仕事が新しい可能性を切り拓く経験につながっていきます。
変革の舞台で、次の未来をともに築いていきましょう。